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学会誌JSPEN Vol.2 No.4


原著

嚥下機能と栄養状態は回復期リハビリテーション後の自宅退院に影響を与える


著者名

砂原貴子1),吉村芳弘2),備瀬隆広3),嶋津さゆり4)

所属

熊本リハビリテーション病院 看護部1),同 リハビリテーション科2),同 リハビリテーション部3),同 栄養管理科4)

キーワード

回復期リハビリテーション,自宅退院,栄養状態

詳細
要旨
【目的】回復期リハビリテーション病棟における自宅退院の関連因子を調査する.【対象と方法】研究デザイ ンは2016-2018 年に回復期リハ病棟を退院した全患者を対象とした後ろ向きコホート研究.対象疾患を脳卒中と 大腿骨近位部骨折とした.日常生活動作をfunctional independence measure(以下,FIM と略),栄養状態を mini nutritional assessment-short form(以下,MNA-SF と略)で評価した.自宅退院の関連因子をロジステ ィック回帰分析で検証した.【結果】対象者2,184 人のうち,脳卒中は637 人(年齢72 歳,女性44%),大腿 骨近位部骨折は348 人(年齢78 歳,女性73%)であった.脳卒中では入院前居住地が自宅(オッズ比10.6), 退院時のFIM 運動項目(同1.056),退院時の摂食嚥下レベル(同1.4)が自宅退院と関連していた.大腿骨近位 部骨折では入院前自宅(同74.7),退院時のMNA-SF(同1.516)が独立して自宅退院と関連していた.【結論】 回復期リハビリテーション病棟からの自宅退院には,脳卒中では嚥下機能が,大腿骨近位部骨折では栄養状態が関連していた.

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