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学会誌JSPEN Vol.1 No.1


施設近況報告

当院での人工的水分・栄養補給法の変遷 -経皮経食道胃管挿入術導入と栄養サポートチームの活動-


著者名

島本和巳1),布施順子2),西村直子2),中村文泰1),一瀬真澄3),西山順博4),佐々木雅也5)

所属

社会医療法人誠光会 草津総合病院 消化器内科1),同 栄養管理部2),同 消化器外科3),医療法人 西山医院4),滋賀医科大学医学部附属病院 栄養治療部5)

キーワード

経鼻胃管,PEG,PTEG

詳細
要旨
当院の経皮内視鏡的胃瘻造設術(percutaneous endoscopic gastrostomy;PEG)件数は2011年以降 減少傾向であった.2012年と2017年の入院患者の経鼻胃管留置(nasogastric tubing;NGT)とPEG件数 の割合を比較したところ,PEGの患者数の減少により割合が逆転していた.NGTが長期間になっている患者の中 にはPEGや経皮経食道胃管挿入術(percutaneous trans-esophageal gastro-tubing;PTEG)の適応を再検 討すべきケースも存在していた.当院では栄養サポートチーム(nutrition support team;NST)が主体となって, 院内での人工的水分・栄養補給法(artificial hydration and nutrition;AHN)の指針を作成,NST回診で個々 のケースについても相談に応じている.また,2016年6月からPTEGを導入して2017年12月までに23件 施行したが,これに伴いPEG件数が2016年(1月~12月)14件から2017年(1月~12月)43件と明ら かに増加した.適応がある患者に対してPEGやPTEGを積極的に提案してきたこと,PTEG導入により経鼻胃 管の苦痛に対する意識が深まったことが寄与した結果と考えられた.

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