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学会誌JSPEN Vol.3 No.1


臨床経験

重症COVID-19 における栄養管理の問題点-当院で経験した10 症例を通して-


著者名

神山治郎1) 2),関川香織1) 2),黒沢直子1) 3),問註所英明1) 4),青木律子1) 5)

所属

さいたま赤十字病院 NST1),同 高度救命救急センター2),同 看護部3),同 薬剤部4),同 栄養課5)

キーワード

COVID-19,ICU-acquired weakness,ステロイド

詳細
要旨
新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19 と略)は,重症化すると人工呼吸・集中治療管理が必要となり,血中リンパ球数減少からの二次感染や,回復後のICU-acquired weakness 等の問題を引き起こす.これらの合併症のリスクを低減させるために,早期からの栄養療法は重要である.当施設では気管挿管後早期からの栄養介入の結果,2020 年4 月から8 月にかけて重症COVID-19 の患者10 例が軽快し,10 例全てが独歩退院に至った.この他にも重症COVID-19 に対する栄養管理の問題点として,ステロイド投与下での血糖コントロール,消化管合併症に対する腸管機能の維持や,腹臥位療法やレムデシビル投与下での嘔吐への対策が挙げられる.これらの問題に対して,感染対策を徹底しながら多職種が連携して適切に対応していかなければならない.

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