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学会誌JSPEN Vol.3 No.1


原著

頭頸部がん治療における病棟担当管理栄養士配置による体重減少抑制効果


著者名

水間久美子1),岩部博子1),北久保佳織1),松浦成志1),浅見暁子1),中山雅博2),田川 学1) 3),鈴木浩明1) 4),増本幸二1) 5)

所属

筑波大学附属病院 病態栄養部1),筑波大学 医学医療系 耳鼻咽喉科学2),同 小児科学3),同 内分泌代謝・糖尿病内科学4),同 小児外科学5)

キーワード

体重減少,がん,管理栄養士

詳細
要旨
【目的】当院では2013 年9 月より頭頸部がん患者の栄養管理を目的に,病棟担当管理栄養士を配置している.今回,配置前後の対象患者の体重減少率およびエネルギー充足率を比較検討した.【方法】対象は2013 年4 月1日~2014 年3 月31 日に当院耳鼻咽喉科に14 日以上入院した頭頸部がん患者91 名(年齢64.6 ± 9.8 歳,男性74 名,女性17 名).病棟担当管理栄養士配置を行っていなかった群(以下,配置前群と略)46 名と病棟配置後群(以下,配置後群と略)45 名の体重減少率およびエネルギー充足率を比較した.【結果】頭頸部がん患者の入院中の体重減少率は配置前群7.1 ± 4.7%から配置後群4.9 ± 4.7%へと有意に低下した(p=0.029).退院時エネルギー充足率は,配置前群71 ± 30%から配置後群87 ± 27%へと有意に上昇した(p=0.011).【結論】管理栄養士の病棟配置によりエネルギー充足率が高まり,体重減少を抑えることが可能であった.

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