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学会誌JSPEN Vol.3 No.1


原著

ポリファーマシーの実態と薬剤がアルブミン値に与える影響(第2報)


著者名

四十物由香1),鴨志田敏郎2),小川竜徳1),阿部春果1),鈴木俊一1),鈴木薫子3),齋藤祥子1),青山芳文1)

所属

㈱日立製作所日立総合病院 薬務局1),同 消化器内科2),同 栄養科3)

キーワード

ポリファーマシー,アルブミン値,栄養サポートチーム

DOI

https://doi.org/10.11244/ejspen.3.1_20

詳細
要旨
【目的】ポリファーマシーの実態と薬剤が血清アルブミン(以下,Alb と略)値に与える影響を明らかにする.【対象および方法】2018 年9 月3 日から2019 年8 月30 日に持参薬を確認した患者のうち総服用薬剤数6 剤以上の患者割合を算出した.これらの患者背景と総服用薬剤数を調べ,食欲低下をきたすことが知られる代表的な 12 薬効群とAlb 値の関係を検討した.【結果】ポリファーマシー患者は1,532/3,749 名(40.9%)であり,総服用薬剤数とAlb 値に相関は認められなかった(r=−0.083,p=0.001).Alb 値3.5 g/dL 未満のオッズ比は,75 歳以上1.421 倍,主観的包括的評価(subjective global assesment;以下,SGA と略)の重症度が上がる毎に2.407 倍,NSAIDs 0.656 倍,ステロイド2.381 倍,抗がん剤0.454 倍,鉄剤2.398 倍,オピオイド鎮痛剤2.178 倍であった.【結論】総薬剤数とAlb 値に相関は認められなかった.Alb 低値に影響を与える因子は,75 歳以上,SGA 中等度以上の栄養障害,ステロイド,鉄剤,オピオイド鎮痛剤であった.

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