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学会誌JSPEN Vol.3 No.3


原著

慢性肝疾患における栄養指標としてのPNI(prognostic nutritional index)の問題点


著者名

鈴木壱知1),山本幸司2),五関謹秀3)

所属

医療法人秀和会秀和総合病院 消化器内科1),同 臨床検査科2),同 外科3)

キーワード

prognostic nutritional index,アルブミン,慢性肝疾患

詳細
要旨
【目的】Prognostic nutritional index(以下,PNI と略)は,血清アルブミン(以下,Alb と略)値と末梢血総リンパ球数にて求められる予後予測指標であるが,Alb 値の測定法の変更にともなうPNI の問題点について,慢性肝疾患患者を対象に検討を行った.【方法】2018 年3 月から10 月に当院消化器内科に通院中の慢性肝疾患患者144 名を対象とした.健康対照群は2017 年1 月から2018 年7 月に当院検診センターの受診者364 名を用いた.Alb 値の測定は電気泳動法と改良型Bromocresol purple 法にて行った.【結果】Alb 値,PNI ともに改良型BCP 法と比較して電気泳動法で有意に高値であった.病態の進行にともないその差は大きくなる傾向がみられた.【結論】PNI は優れた予後予測指標であるが,Alb 値の測定法により値が異なるので,その評価には留意する必要がある.

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