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学会誌JSPEN Vol.4 No.1


原著

入院期心不全患者における入院中の食事摂取量と退院時下肢筋力との関連


著者名

吉沢和也1), 武市尚也2), 笠原酉介3), 渡邉紗都4), 根本慎司3), 赤尾圭吾4), 渡辺 敏2), 足利光平5), 木田圭亮6), 明石嘉浩7)

所属

川崎市立多摩病院 リハビリテーション科1), 聖マリアンナ医科大学病院 リハビリテーションセンター2), 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 リハビリテーション部3),聖マリアンナ医科大学東横病院 リハビリテーション室4),川崎市立多摩病院 循環器内科5),聖マリアンナ医科大学 薬理学6),聖マリアンナ医科大学 循環器内科7)

キーワード

心不全患者,食事摂取,下肢筋力

詳細
要旨
【目的】入院期心不全患者における入院中の食事摂取量と退院時下肢筋力の関連を明らかにすること.【対象および方法】対象は急性心不全で入院後,心臓リハビリテーションを実施した92 例である.食事摂取量は全入院期間中の平均食事摂取量(kcal/ 日)および,食事摂取量を食事提供量(kcal/ 日)で除した平均食事摂取率(%)を算出した.下肢筋力は退院時に左右の膝伸展筋力を測定し,平均値を求め体重比を算出した.【結果】下肢筋力は食事摂取率(r = 0.47)および食事摂取量(r = 0.56)と正の相関を認め(各々p < 0.05),重回帰分析の結果,退院時下肢筋力に有意に関連する因子として食事摂取量が抽出された(R = 0.703,調整済みR2 = 0.476,p <0.05)【結論】入院期心不全患者における入院中の食事摂取量は,退院時下肢筋力と関連している.食事摂取量が少ない患者に対しては,改善に向けて多職種による包括的アプローチが早期から必要であると考えられた.

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