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学会誌JSPEN Vol.4 No.1


研究報告

外来クローン病患者における生体インピーダンス法を用いた体組成の評価


著者名

斎藤恵子1), 太田一樹2), 長堀正和3), 藤井俊光3), 竹中健人3),  大塚和朗3), 井津井康浩1)3), 篠原夏美4), 松下由佳子4), 岡本隆一3)

所属

東京医科歯科大学病院 臨床栄養部1), 東京家政大学大学院 健康栄養学専攻2), 東京医科歯科大学 消化器内科3), 薬樹株式会社4)

キーワード

クローン病 栄養評価 体組成分析

詳細
要旨
【目的】クローン病(Crohn’s disease;以下CD と略)の治療の進歩は目覚ましいことから,最近のCD患者にも過去の身体計測の報告が当てはまるのか,また,栄養の身体組成への関与について検討した.【対象および方法】比較的症状が安定している外来通院中のCD 患者72 名と対照群52 名に対して,体組成分析を含む身体計測並びに栄養評価を行った.【結果】CD 群は対照群と比較し,身長や体重,BMI,握力などの身体計測値は保たれていた.一方,筋肉量や四肢骨格筋量指数(SMI)は低値を示した.CD 群男性は,筋肉の指標と位相角との間に正の相関を,細胞外水分比との間に負の相関を示した.女性は, 位相角と正の相関を示した.CD 群の位相角や細胞外水分比は,血液生化学所見等の栄養の指標とも関連が認められた.【結論】外来通院中のCD 患者の栄養評価は,体組成分析を含めた計測が望ましい.また,CD 群の筋肉量やSMI 低下の機序に,栄養が関与している可能性がある.

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