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学会誌JSPEN Vol.4 No.2


臨床経験

管理栄養士病棟配置による肺がん患者への栄養介入効果


著者名

河合杏奈1)2) 石黒佳代子1)2) 花山佳子1)2) 藤本浩毅1)2) 服部俊一1)2) 天野良亮2)3) 大平雅一2)4)

所属

大阪公立大学医学部附属病院 栄養部1), 同 NST2), 大阪公立大学大学院医学研究科 肝胆膵外科学3),馬場記念病院4)

キーワード

肺がん化学療法,管理栄養士,病棟配置

詳細
要旨
【目的】近年,管理栄養士の病棟配置により入院期間の短縮化等の効果が報告され,必要性が増している1).今回管理栄養士を試験的に病棟配置し,栄養介入を行った効果を肺がん患者について検討した.【対象および方法】対象は呼吸器内科に約2 週間以上の入院を要する初回化学療法肺がん患者とし,管理栄養士が当該病棟へ試験的配置される以前に入院した(以下,非介入群と略)24 例,試験的配置後に入院し,管理栄養士による定期的な栄養介入が行われた(以下,介入群と略)21 例に分け,介入効果を検討した.【結果】介入群ではエネルギー充足率は高い傾向にあった.化学療法開始7 日目のたんぱく質充足率は介入群で有意に上昇した(p = 0.04).化学療法開始7 日目の体重減少率は介入群で有意に低下した(p = 0.02).在院日数は介入群で有意に短縮した(p = 0.04).【結論】管理栄養士の病棟配置により,肺がん患者の摂取栄養量の増加や体重減少の抑制効果がみられ,在院日数の短縮にも寄与できる可能性がある.

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