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学会誌JSPEN Vol.1 No.3


原著

女性非アルコール性脂肪性肝疾患における生体電気インピーダンス法および握力と肝線維化指標FIB4 indexとの関連


著者名

植原大介1) 2),長沼 篤1) 3),山居伸以3),小川祐介3),稲川元明3),田中俊行3),小川哲史3),柿崎 暁2),浦岡俊夫2)

所属

独立行政法人国立病院機構高崎総合医療センター 消化器内科1),群馬大学大学院医学系研究科 内科学講座 消化器・肝臓内科学分野2),独立行政法人国立病院機構高崎総合医療センター 栄養サポートチーム3)

キーワード

生体電気インピーダンス法,非アルコール性脂肪性肝疾患,FIB4 index

詳細
要旨
【目的】近年,非アルコール性脂肪性肝疾患(non-alcoholic fatty liver disease;以下,NAFLD と略)の急激な増加が臨床的に問題となっており,肝線維化を簡便に評価する手法としてFibrosis-4(以下,FIB4 と略)index が開発されている.今回,女性 NAFLD の肝線維化評価における生体電気インピーダンス法と握力測定の有用性を検討した.【対象および方法】当院において,2014 年9 月から2016 年12 月に血液検査および画像所見からNAFLD と診断した連続21 例を解析対象とした.生体電気インピーダンス法と同時に握力測定も施行した.得られた各項目(位相角,体細胞量,細胞外水分比,四肢骨格筋指数,体脂肪率,下肢上肢筋肉量比)および握力と,肝線維化を反映するFIB4 index との関連性を検討した.【結果】FIB4 index は位相角と顕著に逆相関した(r=-0.758,p<0.0001).また,FIB4 index は握力においても顕著に逆相関した(r=-0.777,p<0.0001).その他,FIB4 index は体細胞量,細胞外水分比,下肢上肢筋肉量比の各項目でもやや相関を認めた.【結論】女性NAFLD 患者において,位相角と握力は肝線維化の程度を簡便に把握する上で有用であった.

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