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学会誌JSPEN Vol.1 No.1


巻頭言

『e-journal「学会誌JSPEN」創刊にあたって』  編集委員長 佐々木雅也


詳細
 一般社団法人日本静脈経腸栄養学会では,2015年より「日本静脈経腸栄養学会雑誌」を発刊してきま した.これは,本学会の機関誌として発刊されていた「静脈経腸栄養」が発展的に学会誌となったもので あります.一般社団法人日本静脈経腸栄養学会は会員数が22,000名を超え,栄養の分野では,我が国の みならず世界最大の会員数の学会に発展しています.年1回開催される学術集会では2,000近い演題が発 表され,10,000人以上の参加者により活発に意見交換されています.さらに,学術集会などで発表された 成果は,日本静脈経腸栄養学会雑誌に数多く掲載されてきました.もとより,学会は学術団体として存在 意義があり,学術的な成果を形に残すことは,学会として何よりも重要なことであります.
 一般社団法人日本静脈経腸栄養学会は,1985年に発足した日本静脈経腸栄養研究会が,1998年に学会 となり,さらに2013年に法人化されたものです.前身の研究会発足からはすでに30年以上が経過しまし た.近年,国内外では多くのe-journalが発刊されるようになり,コンピュータ社会でのペーパーレス化 は一気に加速しています.そのような背景から,一般社団法人日本静脈経腸栄養学会においても,新たに e-journal「学会誌JSPEN」を発刊することとなりました.「学会誌JSPEN」に掲載される論文は,発表後 半年間は会員のみアクセス・ダウンロードが可能ですが,その後は誰でも無料でダウンロードできるよう になります.臨床栄養に関する研究や基礎研究の成果が「学会誌JSPEN」に掲載されることにより,多 くの医療人に公開できることには大きな意味があると考えます.また,印刷や発送を必要としないために, 出版コストも少なくてすむという利点もあります.掲載料は導入当初は免除とし,無料で投稿しやすくな っています.
 栄養管理・栄養療法は,全ての患者における基本的な医療として認められています.しかしながら,臨 床栄養の分野には,十分なエビデンスが存在していない点もまだまだ多く残されています.今後,学会誌 JSPEN発刊により,各施設での取り組みや,臨床研究の成果が多くの論文として発表されることを願っ ています.さらに,e-journalを含めた一般社団法人日本静脈経腸栄養学会の活動が,栄養学の進歩に繋 がることを期待しております.

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