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学会誌JSPEN Vol.2 No.1


原著

ポリファーマシーの実態と薬剤がアルブミン値に与える影響(第1報)


著者名

四十物由香1),鴨志田敏郎2),小川竜徳1),阿部春果1),鈴木俊一1),鈴木薫子3),齋藤祥子1),青山芳文1)

所属

株式会社日立製作所 日立総合病院 薬務局1),同 消化器内科2),同 栄養科3)

キーワード

ポリファーマシー,アルブミン値,nutrition support team

DOI

https://doi.org/10.11244/ejspen.2.1_33

詳細
要旨
【目的】ポリファーマシーの実態と薬剤がアルブミン値(以下,Alb 値と略)に与える影響を明らかにする.【対象および方法】2018 年4 月2 日~7 月27 日に持参薬を確認した患者のうち,総服用薬剤数6 剤以上の患者割合を算出した.これらの患者背景と総服用薬剤数を調べ,特に食欲低下をきたすことが知られる代表的な12 薬効群とAlb 値の関係を検討した.【結果】ポリファーマシー患者は578/1,892 名(30.5%)であり,総服用薬剤数とAlb 値に相関は認められなかった(r =− 0.125,p = 0.003).オッズ比は,総服用薬剤数1.105 倍,女性0.398 倍,降圧剤0.572 倍,オピオイド4.067 倍,抗認知症薬8.874 倍であった.【結論】総服用薬剤数とAlb値に明らかな相関は認められなかった.また,Alb 値の低下に影響を与える因子は,総服用薬剤数,男性,オピオイド,抗認知症薬であった.

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