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学会誌JSPEN Vol.2 No.1


施設近況報告

能登摂食嚥下プロジェクトの立ち上げから実践まで―言語聴覚士不在の施設への定期的摂食嚥下回診の実施―


著者名

松井亮太1)8),柳澤優希2),井出浩希3,金沢一恵4),野口 晃5),坂下宗祥6),坂井健大7)

所属

公立穴水総合病院 内科1),富山医療生活共同組合 富山協立病院 リハビリテーション科2),医療法人三紲会3,国立病院機構 七尾病院 リハビリテーション科4),医療法人社団悠輝会 野々市よこみやクリニック5),市立輪島病院 リハビリテーション科6),町立宝達志水病院 リハビリテーション科7),順天堂大学医学部附属浦安病院 消化器・一般外科8)

キーワード

摂食嚥下機能障害,嚥下回診,嚥下機能評価

DOI

https://doi.org/10.11244/ejspen.2.1_62

詳細
要旨
近年,日常診療における摂食嚥下診療の需要が増している.石川県の能登地区では言語聴覚士が不在の地域中核病院が存在し,摂食嚥下機能の評価や治療に地域間格差が存在している.そこで,能登地区を中心とする摂食嚥下診療の標準化を目指し,言語聴覚士が不在の施設を対象とした摂食嚥下回診を2013 年8 月から月1 回の頻度,無償ボランティアで開始した.回診には多職種が参加し,食事を摂取している人には実際の食事風景を観察しながら介入方法を提示し,食事を摂取していない人には改訂水飲みテストおよびフードテストを実施して嚥下機能評価を行った.1 回の回診の介入者は平均4 名であり,1 施設での摂食嚥下回診は施設従業員のスキルアップを判断して約1 年で終了とし,その後はメーリングリストを活用した連絡でフォローを行った.プロトコールを用いた嚥下機能評価のみならず,即座に食べることに重きを置いた嚥下回診は今までにも例がなく,報告した.

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